Home > Archives > 2008-06-20
2008-06-20
ステンレスに磁石つきますか?
- 2008-06-20 (金)
- 内装現場
こんにちは、歯科デザイン総合研究所の歯科内装工事現場・ナビゲーターのフジタです。
今回は、キャビネットの天板や、シンクに使用されている「ステンレス」についてお話したいと思います。
ステンレスとは、鉄に少なくとも10.5%以上のクロムを含有した合金鋼の総称で、「Stain(サビ)」「Less(~しにくい)」を合わせた言葉で、決してサビないという意味ではなく、サビにくい性質を持った金属のことをいいます。
鉄にクロムを添加するとクロムが酸素と結合して鋼の表面に薄い保護皮膜 (不動態皮膜)を生成します。この不動態皮膜がさびやよごれの進行を防ぎます。またこの不動態皮膜は100万分の3mm程度のごく薄いものですが、大変強靭で、一度こわれても、周囲に酸素があれば自動的に再生する機能をもっています。


ステンレスがサビてしまう原因として、薬品や現像液等によって不動態皮膜が破壊された時にサビが生じることがあります。
ステンレスには以下の種類があります。
【クロム系】
マルテンサイト系 13%クロム
代表的なものはSUS403、SUS410の13クロム系のステンレスです。
フェライト系 18%クロム
代表的なものはSUS430の18クロム系のステンレスです。
【クロム・ニッケル系】
オーステナイト系 18%クロム8%ニッケル
18クロムー8ニッケルのSUS304が代表的です。オーステナイト系ステンレスは一般に延性および靭性に富み、深絞り、曲げ加工などの冷間加工性が良好で溶接性も優れています。さらに耐食性も優れ、低温、高温における性質も優秀です。
上記の中でも特に優れている鋼種としてSUS304があげられます。
つまり、医院にて使用するステンレスは、耐食性に優れている「SUS304」が望ましい、ということです。
既製キャビネットにおいても、各メーカーによって使用しているステンレスの種類は様々です。
また、オーダーキャビネットにおいても、各工務店によって指定するステンレスの種類は様々です。
工務店に発注する際は、ステンレスの種類を聞くことを忘れずに。
ステンレスなんて、見た目どれも同じで区別つかないよ~
という先生へ。
磁石を近づけてみてください。
400系には磁性がありますので、磁石がくっつきます。
300系には磁性がありませんので、磁石がくっつきません。
※300系についても加工の方法によっては磁性を持つ場合があります。
今の診療室で使用しているステンレスはどちらでしょうか?
ぜひ試してみてください。
最後に、ステンレスのお手入れ方法ですが、
きれいに保つには、ステンレスの表面がいつも酸素にふれている状態にすることですので、汚れが付着したらそのまま放置せず、すぐに拭き取るようにしましょう。自動的に不動態皮膜が再生します。
歯科内装工事現場・ナビゲーターのフジタでした。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > Archives > 2008-06-20
- Search
- Feeds
- Meta